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元気企業『株式会社佐原』

工具から建築資材・福祉機器までを総合的にプロデュース

電動工具や 建築・土木資材関連を扱うHardwareshop「IMPACT」、住器・工事関連用品の「サハラ住宅資材館」、窓リフォーム関連の「MADOショップ」の3店舗を島原市内に展開する社員数13名の生活関連資材の総合企業だ。
創業は1954(昭和29)年、祖父の佐原 末男氏が佐原金物店としてスタートした。
途中、雲仙普賢岳噴火災害などの影響も受けたが、現会長の佐原猛氏が現社名に変更した2004年には「IMPACT」を市内北安徳町に、また「サハラ住宅資材館」を下川尻町にオープンし業容を拡大していった。
「高校卒業後、熊本の同業会社で3年間修業し島原に帰って来たのは20年前」という佐原健太郎氏が社長に就任したのは2011年9月、早速、翌年にはYKKが主催する全国の主要特約店組織である「MADOショップ」にも当地域で初めて加盟、新しく窓やドアなどホーム用品の扱いも始めた。

地域があってこその商売

お世話になってきた地域への恩返しの想いから、同社は“仕事を通して地域の人々に笑顔と元気を提供できる会社”を経営理念に掲げる。
当初は1ヵ所だった商品別のショールームを3つに分け、それぞれが専門的な立場から顧客への対応を行っているのもそのためだ。
なかでも地域に密着したコミュニティ機能をもつのが昨年11月1日に現在地にオープンした「MADOショップ島原外港店」だ。
ここでは建築金物を中心にアルミサッシやエクステリアなどの住宅建材を幅広く取り扱っているが、特筆すべきは福祉事業部も設けていること。
介護保険法が施行された2000年以降、審査が厳しくなった住宅のバリアフリー工事などへの対応もにらみ、同社ではいち早く国家資格である福祉用具専門相談員の資格を有する専任者を配置して福祉・介護用品も店舗内に展示するなどきめ細かな対応を行っている。
三方をガラス窓に囲まれた広く明るい店舗は国道に面しており、交通の便も良く地域のコミュニティショップとして多彩な情報発信とイベントの開催にも力を入れている。
「高齢者が多い半島地域では、病気を未然に防ぎ“健康寿命”の延伸を

めざす機器を提供する一方で、地域を元気づけ賑わいを創出していくことも大切なんです」(佐原社長)というように、ここでは旧店舗の頃から毎月1~2回、フリーマーケットやヨガ教室、カラオケ大会など若者から高齢者までを対象にしたイベントを定期的に開催し人気を集めている。
普段からのこのような活動が浸透しているのか、昨年11月のMADOショップの新店舗オープニングイベントには何と1,000名もの人達が来場したという。
「お客様と普段から接するこのような取り組みのおかげで、我々も接客の役に立っています」(佐原社長)というように販促面でも効果を上げているようだ。

来店促す多彩な販促活動を展開

現在、同社の従業員は実弟である佐原専務も含め13名。
全員が担当分野のプロとしてお客様の対応にあたっているが、一方ではIT(情報技術)の活用も効率経営に寄与している。
「10,000点以上になる」(佐原社長)という工具類や関連資材を扱うIMPACT店では10数年前から売り場の管理にPOS(販売時点)端末を導入、これを利用して販売管理や商品の在庫管理、顧客管理などをコンピュータで行っている。
そのため、顧客からの問合わせや売れ筋商品の把握が迅速にでき販売効率の向上にも役立っているという。
また、同社では来店を促すために多彩な販促活動を展開している。
名刺の裏側を利用した独自の「ポイントカード」の発行もそのひとつだ。
イベント時などの来店客に発行し、以降の来店や顧客紹介、発注などの内容によって該当のポイント数が付与され、一定のポイント数がたまると特定商品との交換や割引など多様な特典がついているという。
分かり易い商品アイテム別の店舗展開をベースに、日常的なイベント開催やポイントカード発行、さらにITを駆使した計数管理で専門店としての強みを発揮する同社の挑戦的な活動は今後も注目だ。
ともすれば“安定志向”に陥りがちな会社にはひとつのヒントにもなろう。

 

 

株式会社佐原
[島原市秩父が浦町丁3519-2]

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