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OPINION「人口減少問題に正面から立ち向かい、 とことん子育てにやさしいまちづくりを目指して 島原市長 古川 隆三郎」

1.子育てにやさしいまちづくり

「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」の実現に向けて、安心して子どもを産み、育てることができる環境づくりに努め、とことん子育てにやさしいまちづくりを目指しております。
国において一昨年10月から幼児教育・保育の無償化が始まり、3歳から5歳児まで及び市民税非課税世帯の0歳から2歳児までの保育料が無料となった一方、これまで保育料に含まれていたおかず代などの副食費が無償化の対象外となり、保護者負担となりましたが、本市では、副食費の助成を開始するとともに、これまで保育料無償化の要件である第1子の年齢制限と第2子の所得制限を廃止し、第2子以降の保育料の完全無償化を実施いたしました。
また、中学生までの医療費を助成する福祉医療制度や、乳幼児の育児用品代の一部を助成する、すこやか赤ちゃん支援事業にも継続して取り組み、子育て家庭における経済的負担の軽減を図る支援を行っております。
さらに、特定不妊治療費の1回あたりの助成額の上限を引き上げて実施するほか、初めての出産で育児に対する不安を持つ母親に対して、親子関係の土台づくりや仲間づくりの支援を行う親育ちプログラム事業、出産直後の母親に対して心身のケアや育児のサポート等を行う産後ケア事業、子どもの一時預かりや送迎などの支援を行うファミリーサポートセンター事業など、出産から子育て期における切れ目のない、子どもたちを安心して育てることができる環境づくりに引き続き取り組んでまいります。

児童福祉施設訪問

児童福祉施設訪問

2.人口減少対策と中心市街地の活性化

人口減少問題の解決は、本市の最重要課題であり、市を挙げた取組が必要です。
「移住」、「定住」、「婚活」をさらに推進し、若者の就職、定住や子育て、教育環境の充実を通じた移住・定住の促進などの施策を切れ目なく展開し、若者が島原で就職し、結婚し、子どもを産み育てていく、そのような将来を見据えた人口減少対策を総合的に取り組んでおります。
また、コロナ禍において、人々の住む場所や働き方に対する考え方が変容していることから、古民家を活用したリモートワークやワーケーションに対応する施設の整備やベンチャー企業等の誘致を進め県内外からの関係人口、交流人口の増加を図ってまいります。
昨年、「市民の安全・安心を守り、島原らしい特性を生かした、コミュニティの中核としての庁舎」の基本理念のもとに島原市新庁舎が落成しました。
新庁舎は、耐震性と防災拠点施設としての機能を備え、さらには市民皆様のコミュニティの推進や協働の場となる会議室、山側の玄関前広場、庁舎内のエントランスホール等を利用して様々なイベントを開催することが可能となりました。
これで初市をイメージした大手広場でのイベント開催も視野に入ってまいりましたので、中心市街地のにぎわいの創出が図れるものと思います。

 

3.高齢者や障害者などを思いやる福祉の充実と東京2020オリ・パラ競技大会の成功に向けて

高齢化が進む中、高齢者をはじめ市民の通院や買い物等への移動手段を確保することが重要です。
昨年3月、三会・杉谷・有明地区でコミュニティバス「たしろ号」の運行を開始し、そして12月には、安中・白山地区においても運行を開始いたしました。
今後も市内交通事業者等と連携しながら、地域の足を守るとともに、コミュニティバスの利便性の向上に努めてまいります。
そして今夏、人類がウイルスに打ち勝った証として、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を国が開催する強い決意が示されており、本市におきましてもキャンプ誘致に早くから取り組み、オリンピックスペインレスリングチームとパラリンピックドイツ陸上競技チームが、事前キャンプを行うことで協定合意をしております。
新型コロナウイルス感染症の心配はありますが、これは私たち以上に参加する選手やスタッフの皆様が苦悩されていると思います。
こうしたことから本市の子どもたちが苦悩する選手・スタッフに向け応援メッセージを先日送ったところであります。
今後もスポーツの振興、交流人口の増加、地域の活性化、国際交流を推進し、本市の「国際観光スポーツ交流都市」としての位置づけを確かなものにしてまいります。
そして、両チームが最高のコンディションで本大会に臨めるよう、全庁をあげて受け入れ態勢の整備とサポートに努めてまいります。
今後とも、市民協働による市政推進に更に取り組んでまいりますので、市民皆様の市政へのご参画をお願い申し上げます。

ドイツパラリンピック陸上調印締結式

 

 

古川 三郎(ふるかわ・りゅうざぶろう)

プロフィール
昭和31年 6月生まれ
昭和50年 島原高校卒業
昭和54年 福岡工業大学卒業
平成15年~平成20年 島原市議会議員
平成19年~平成20年 島原市消防団副団長

平成19年~平成25年 長崎県スポーツ少年団指導者協議会会長
平成24年 島原市長初当選
以後3期当選

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