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6.202017
島原市シティインフォメーション

島原半島ユネスコ世界ジオパーク「大地は動く、人は生きる」
昨年12月のジオパーク国内再認定審査がまさかのイエローカードで、私もショックを受けました。
日本第一号の地域なのにと思いました。
27年前の突然の普賢岳噴火、その後の大災害から復興した島原市は、まざまざと噴火、溶岩、火砕流、土石流、山の形成、鎮静と大地の変化を見てきました。
そのような中、島原半島ユネスコ世界ジオパークの指定を受け、火山学や地質学がジオだと思い込んでいたようです。
確かに火山の学術的な裏付けはありますが、ジオパークとは、いつもの当たり前の自然の良さであり、田舎の風景です。
島原市の自慢、こんこんと涌く湧水、温泉、山の幸、海の幸、すべてがジオの恵みであり、私たちがそこで生きていることが、ジオパークの活動です。
私は、難しく考えて、自らがジオの恵みを楽しむことを忘れていることに気づきました。
最近、礫石原町の火山性の大地で育った「まぼろしの島原茶」が復活しました。
飲んでみると実にまろやかで旨いのです 。それもそのはず、お湯は湧水を沸かしたものです。
私たちは、普段からジオの恵みに包まれています。
新しいキャッチコピー「大地は動く、人は生きる」を掲げ、この夏、ユネスコ世界ジオパークの再審査を受けます。
自信を持って、私は言います。
「我が島原半島は楽しめるところです」と。
皆さんも、今までどおりジオの恵みを楽しんでください。
「まぼろしの島原茶」
島原茶は、無農薬栽培で新芽の良い所だけを使用し、丁寧に手作業で選別した高級茶です