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OPINION「島原鉄道(株) 代表取締役社長 永井和久」

「つなぐ島鉄、つながる島原」を新しいスローガンに

今年度から長崎自動車のグループ会社として新しい島原鉄道がスタートするにあたって皆で協議して決めたのが標題の「つなぐ島鉄、つながる島原」です。

これは観光や産業をはじめ島原半島の活性化には、まず地元の交通会社がしっかりしないと成り立たないという強い使命感を著したもので、同時に島鉄社内のパワーの結集にも大切だと考えたからです。

4月1日から新しい体制でスタートしましたが、私の使命は従業員のヤル気を最大限に引き出すことが最も重要な仕事だと思っています。
民間企業である以上、従業員個々の仕事への心構えや取組姿勢の如何が業績に大きく反映されるのです。

会社や従業員のキャリアが長くなってくると既存の古い体質が蔓延し、往々にしてチャレンジングな姿勢がおろそかになってくるんですよね。

私自身、今まで島原半島にはなじみが薄く今回新しく赴任してきたのを機に挨拶などで半島各所を廻って見聞を広めているところですが、一般に半島の人達は大人しいようにも感じます。

同時に、社内では300数十名の従業員とも時間の許す限り個々に30分くらいずつ面談を行って今後の方針や事業展開について意思疎通を図っているところです。
仕事はやらされるという受け身ではなく、自分が率先して稼ぐという前向きな気持ちが最も大切なんですね。
その結果として素晴らしい業績が生みだされるものと思います。

我が国で初めて世界ジオパークにも認定されたように島原半島は地形的にも風光明媚で観光スポットも多く、山海の食材も豊富。
それに古い歴史や文化にも培われ観光的にも素晴らしい素材に恵まれています。

ただ、今まではこれらの資産が十分に活かされていないと思います。
半島の3市で進められているいろいろな取り組みを今後は一体化して観光客を呼び込むことが大きなテーマになると思いますが、その核となる企業として交通という大切なツールを持つ島鉄と長崎自動車が協力してこの役割を果たしていきたいと考えています。

「島原半島で当社が頑張って目立つ存在になれば、それが地域の活性化にもつながる」という思いで頑張ろうと従業員にも話しているところなんですよ。

ところで私の出身母体である長崎自動車とはどんな会社なのか?少しご紹介しておきましょう。
何とそのルーツは1935年(昭和10)、創業者が雲仙小浜自動車(株)を譲り受けたのが始まりなんですよ。

菜の花畑を走る島鉄の「幸せの黄色い列車」

すでに当時から島原半島には縁があったわけですが、現在は長崎市を中心に県北地区での路線バス事業や大阪、名古屋などへの高速バス運行、西日本地区への観光バス事業の他に、みらい長崎ココウォークの運営や長崎バスターミナルホテル、国民宿舎青雲荘などの旅館業や旅行業、レジャーサービス業など総合的な事業を行っています。

これらの事業の根底にあるのは今でも語り継がれている“鬼塚車掌の精神”(戦後間もない頃、自身の身を挺して乗客の命を救い今も打坂地蔵尊として時津町に祀られている)を継承する奉仕とCSR(企業の社会的責任)の精神です。

そのため日々のバス運転者の乗務前チェックや運行管理者研修、交通安全教育などを厳しく実施し、同時に法令順守(コンプライアンス)のためのビデオによる社員教育を徹底しています。
また、高齢者や身体障害者のためのノンステップバスやリフト車の導入、さらには燃費向上のためのハイブリッドバスの導入も行っています。

一方では市民ミュージカルやJAZZコンサートの開催など幅広い文化活動にも力を入れており常に市民や地域住民に愛される会社をめざして多彩な活動を展開しています。

最後になりましたが私自身のことについても少しご紹介しておきましょう。
長崎市出身の長崎っ子ですが、小学生時代など一時期は父の仕事の都合で東京など各地でも暮らしました。
そのためか“ドローン的観察”というか物事を一点からだけでなく俯瞰的に観る感覚が養われた気がします。
多少はこれが経営にも役だっているのかも知れません。

その一方で、運動も好きで小・中学生の頃にはバドミントンやテニス、卓球に熱中し高校・大学時代にもバレーボールやバドミントンなど様々なスポーツをやりました。
このほか今も音楽鑑賞やドライブ、盆栽、カラオケ、ゴルフなど色々な趣味にチャレンジしています。
“多芸多才”といえば聞こえはいいですが、好奇心は旺盛ですね。

以前、西鉄ライオンズが全盛だった頃は父に良く野球観戦にも連れていってもらいました。
私の名前の和久は当時の大投手・稲尾さんからとったと父は言っていましたが。

 

永井 和久(ながい・かずひさ)
プロフィール
1958年(昭和33)長崎市生まれ。長崎大学経済学部卒後、‘83年長崎自動車(株)入社。自動車部長、総務部長などを経て2010年取締役総務部長、翌年常務取締役に就任。今年1月、島原鉄道(株)及び島鉄観光(株)の代表取締役社長に就任。現在は島原市に単身赴任し自動車や観光事業の豊富な経験を活かし島原鉄道の再興をめざして陣頭指揮にあたっている。

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