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島原市シティインフォメーション

本年6月3日で雲仙・普賢岳噴火災害から30年の節目を迎えます。
この30年の間に日本列島では阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など多くの災害が発生し、さらに毎年のように集中豪雨や台風被害が発生しています。
まさに災害列島日本と言えます。
島原市は雲仙・普賢岳噴火災害の際、全国から多くの励ましや国や県の支援を受け、見事に復興を遂げました。
その過程で経験した集団移転の方法や応急仮設住宅の建設、自衛隊の災害支援など、今日の災害復旧に活用されているものも多くあります。
30年を振り返る時、当時消防団員であった私は犠牲となった団員12人の思いを忘れることができません。
家庭の柱として、地域のリーダーとしてこれからという時でした…。
そして今、災害の教訓をこれからの世代へ伝えていくことは元より、全国からの支援の恩返しとして、「日本一の自主防災会組織」作りを目指しています。
子どもから高齢者まで顔が見える地域の絆で、万が一予測される台風や集中豪雨のとき「あなたが言うのなら一緒に避難しよう」と自主的に行動してもらえる、さらに地震などの長期的な災害の場合、住民同士が支え合って避難所運営にあたる、いわゆる自助共助の自主防災組織を目指しています。
この組織をまとめ上げることで、これからの地域住民コミュニティのあり方まで幅を広げることができると思います。
そして、島原市が作り上げた組織は災害列島日本の全国各地で実行できるモデルであると思います。
そうすることで、この30年の節目に、団員12人へのはなむけと、全国への御礼にしたいと思います。
5月30日(日)は雲仙・普賢岳噴火災害の中心地であった水無川を挟み、旧深江町と安中地区の合同避難訓練を実施します。
市民の皆さんと一緒に災害に強い街づくりを進めていきますので、皆さんよろしくお願いいたします。

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