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OPINION「ALL for Children. すべては子どもたちの未来のために。NPO法人アオノトビラ 浜田 純子 前田 尚美 林 聖子」

NPO法人アオノトビラ(令和元年11月1日設立)
島原半島に暮らす発達障がい(診断基準を満たさない者を含む)や自閉症、知的障がいを持つ子どもをはじめとするすべての地域住民に対して、自宅や学校以外の居心地の良い第三の居場所(サードプレイス)を作るための事業を行い、全ての市民が互いの多様性を認めて支え合い、障がいの有無に関わらず住み続けることができる地域づくりの実現に寄与することを目的としている。
一般財団法人九電みらい財団2020年度次世代育成支援活動への助成事業において長崎県内で唯一の助成団体として選定される。

辻:昨年、5月に開催された、ミュージック&アートフェス蒼ノ扉2019。
新緑のエコパーク論所原の景色と、音楽とアート、半島の美味しい物に囲まれて贅沢な時間を過ごしたことを思い出しております。
蒼ノ扉実行委員会からNPO法人アオノトビラを令和元年11月1日に設立されましたが、NPO法人化したのはなぜ?浜:まず、ミュージック&アートフェス蒼ノ扉2019をキックオフイベントとして子どもたちの未来のために動き出した、蒼ノ扉実行委員会ですが、法人化することで私たちの活動がクリアにわかってもらえるようになるのでは?って言うのと、地域に必要とされて活動を応援してもらいながらやっていきたいというのもあってNPO法人化しました。
辻:新型コロナウイルス感染拡大防止のために、予定していた活動の変更を余儀なくされて充電期間を過ごしてきたと思いますが・・・一同:活動予定の変更については、準備できる時間が増えたとすごくポジティブにとらえていますね。
辻:SNSなどをチェックしていましたが、ビーチクリーンはじめ、様々なことが動き出しているなと思って見ていましたが・・・浜:先日、久々にビーチクリーン&子ども食堂を開催することができました。
コロナ対策のために、定員を50名と設けて事前申込制にして、密にならないようにと対策をして久々に開催しました。
代表理事の浜田純子さん( 浜)、理事の前田尚美さん(前)、林聖子さん(林) にお話を聞いてきました。
聞き手:FMしまばらパーソナリティ 辻野絵理香(辻)
林:私は、ワークショップの担当で、糸電話のワークショップをしました。
印象的だったのが、子どもたちがすごく笑顔で、それを見ている親たちもすごく笑顔で。
ずっと見ていたいなと思うほど幸せな時間でした。
辻:SDGsや、脱プラスチックの活動へもつながっているかと思いますが・・・浜:社会福祉法人悠久会とアオノトビラの協働事業「BYEBYEPlastic!」がスタートしてます。
この協働事業ではSDGsを念頭に置きつつ脱プラスチック、そしてゴミを出さないライフスタイルを提案しています。
様々な啓蒙活動を展開していく予定ですが、まずは活動の第一弾としてレジ袋削減をテーマにした「買い物バッグ」制作プロジェクトがスタートしています。
この取り組みは、レジ袋を作って売って利益を得ることが目的ではありません。
あくまでこのレジ袋をきっかけに「脱プラスチック」「大量生産の使い捨てをやめること」に興味関心を抱いてほしいのです。
前&林:私たちも、この買い物バッグの制作にはメンバーとして関わっています。
前:悠久会のみなさんの案で生地も再生プラスチックを使用するなど今まさにプロジェクトが動き始めたところです。
毎日使うものだから素材、形状にもこだわって試作を繰り返していらっしゃってて。
モノづくりの現場において、まずは作り手が楽しむっていうのは何をするにも大事なことだなと感じています。

BYE BYE Plastic! アオノトビラ、悠久会のみなさん

 

林:私もこれから悠久会の利用者さん向けにアートワークショップしながらバッグのデザイン原案を掘り起こします。
悠久会の利用者のみなさんとのセッション、そして新たなチャレンジに今からワクワクしています。
このデザインが完成するまでのプロセスもみなさんに共有していけたらいいですね。
浜:BYEBYEPlastic!はアオノトビラへの「共感」から、そのさきの「協働」へと一歩踏み出してくださった社会福祉法人悠久会の永代理事長とスタッフのみなさんの協力があってこそ成り立っている事業です。
先日も悠久会のみなさんと打ち合わせをしましたが、「想い」が同じなのでいろんな事がスムーズに進むし、打ち合わせしてるだけなのに「あ、なんか楽しい!」ってなるので自然とみんな笑顔になれます。
こういう雰囲気というか「場」をつくってくださる悠久会の永代理事長には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
SDGsにも「パートナーシップで達成しよう」という項目があリますが、そこにはまず「共感」が必要。
今後、より多くの方々にBYEBYEPlastic!に共感していただけるようしっかりと理想の未来を想い、語り、カタチにしていきたいと思います。
一同:未来の子供達のために、地域のために。
今できることをする。
私たちの想いは、今もこれからもずっとそれだけです。
共感してくださる正会員、賛助会員の皆様と、協働してくださるパートナーの皆様への感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張ります!

現在、NPO法人アオノトビラでは正会員、 賛助会員を募集しています
www.aonotobira.com/

ビーチクリーンと蒼空こども食堂
2020年7月23日
詳しい情報は、アオノトビラ各種SNSで情報をご確認ください。
ブルーサンタもやってくる!

浜田 純子(はまだ・じゅんこ)


プロフィール
東京から南島原へ移住し、Gallery Sumi-Kaをスタート。
今年3月には開業資金0で始めたTHE VENUSをスタート。
南島原市の持つポテンシャルをその独特の存在感で盛り上げている。
また、南島原市の空き家情報を発信して、行政とは違う視点で移住相談などにものっている。
NPO法人アオノトビラ代表理事。

 

 

 

前田 尚美(まえだ・なおみ)


プロフィール
山口屋染物店の染職人、2013年に自社の手ぬぐいブランド「てんげ堂」を立ち上げる。
半島内外のイベントで、染めの実演のほか、はけ染めワークショップやてぬぐい捺染ワークショップなどを通じて、印染の楽しさを体験してもらう活動を展開。
本業のかたわら、アートやモノづくりの楽しさを伝えるユニットOjjionWajjionの活動や、島原JCなど地域づくりの団体にも所属している。
昨年の蒼ノ扉には、実行委員会メンバーとして参加。
NPO法人アオノトビラ理事

 

 

 

林 聖子(はやし・せいこ)


プロフィール
イラストレーター・Atelierミドカオーナー。パッケージデザインなど、ふんわり柔らかい雰囲気のイラストが特徴。
見る人のこころがじんわり温かくなるタッチが、本人の繊細さを見事に表している。また、てんげ堂の手ぬぐいデザインもしている。
島原市柏野町で開くatelierミドカのオーナーとしても活躍する。
店内外でアートワークショップなどを開催。
NPO法人アオノトビラ理事。

 

 

 

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