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OPINION「長崎県ラグビーフットボール協会理事・女子委員長 森田洋輔」

ラグビーを通して青少年育成と県・市の活性化にも貢献

島原高校時代に始めたラグビーの魅力にとりつかれ、大学卒業後も関東社会人リーグ(ブリヂストン)で3年間ラグビーを続けました。
家業(「ミスタータイヤマン森田」)を継ぐために島原に帰ってからも暫くは諫早のクラブチームに入っていました。

考えてみれば、“現役”を10年以上も続けてきたことになりますが、大学時代に運よく九州選抜チームの一員にも選ばれたことが自信になったのかも知れません。

プレーするだけでは物足りず、“One for All,All for One(1人は皆のために、皆は1人のために)”のラグビーの基本精神のすばらしさをもっと多くの人達にも知ってもらいたいとの思いもあり、島原に帰ってから同僚達と一緒に島原ラグビースクール(現・ラグビーフットボールクラブ)を立ち上げました。

スクールを始めたのが平成11年(1999)の12月、数年後には小学生の女の子も入部するなど地元のチビッコ小学生を中心に次第に人数も増えていきました。

現在、島原ラグビーフットボールクラブの構成は小学生を対象にした「ミニ」 、中学生対象の「ジュニア」、これに「高校」、「社会人」と女子の「レディース」の5部門があります。

それぞれに地域内だけでなく県や九州の大会などにも積極的に参加して活躍していますが、なかでも女子の活躍には目を見張るものがあります。

私自身、長崎県のラグビーフットボール協会の理事に任命され特に4年前からは県の女子委員長として女子ラグビーの強化、振興にたずさわっています。
現在では県内の女子選手も小学生から一般まで含めると約40名と九州では福岡県に次ぐ規模となっています。

地元島原クラブのレディースにも現在、小学生から中学・高校生までを含めると10数名の女子部員がおり、地域のクラブとしては九州でも有数の人数を誇るまでになりました。
中でも女子の一期生として入部した沖野さん(現島原商)などは県のレディース選抜選手3名の中の一人として活躍しており、全国大会へも派遣されています。

また、彼女は本年4月に福岡市で開催された初めての世界ユース大会(サニックス ワールド・ユースラグビー大会)にも、7人制の地域選抜有力チームのひとつである福岡県選抜チームの一員としても出場し活躍しています。
(ちなみに女子は1名につき3チームまでの登録が可能)
男子に比較するとまだまだ女子の競技人口は少なく、現在全国で4,000名程度といわれていますが、昨年の長崎国体にはエキシビション競技(7人制)ながら初めて参加し2位入賞、PRにも一役買いました。
来年の岩手国体からはいよいよ正式種目にもなり長崎県も単独チームとして初めて参加する予定です。

同時に、来年ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催されるオリンピックからは7人制ラグビー(セブンズ)も正式種目に採用されることが決定しています。
そのため、日本協会も女子ラグビー強化の方針を打ち出しており、島原や長崎のクラブに在籍する選手達にもこれが大いに励みになっています。
頑張ればオリンピック選手になるチャンスも大きいだけに、4年前から九州女子選抜チームのコーチも兼任している私自身も今後の強化には大いに力を入れていきたいと思っています。

かつて、まだ日が当たらなかった女子サッカーが2011年のワールドカップで優勝し、一躍“なでしこジャパン”として国民の間に爆発的な人気を得たように女子ラグビーもぜひこれにあやかりたいと願っています。

特に、島原クラブの女子中学生には有望な選手が在籍しており、今年8月にラグビーのメッカである菅平(長野県)の合宿を経て、茨城県で開催されるU-15(15才以下)の九州選抜チームのメンバーには当クラブから3名が選ばれています。

また、男子中学生からも全国レベルの選手が育ち、現在は島原市内の高校で活躍中です。

このように、小・中学生の選手からも優秀なプレーヤーが輩出するのは指導者としては大変嬉しいことなのですが、実は私がクラブ運営で最も意識している大切なことは技術の向上だけではなく、先ほどお話しましたラグビーの基本精神である自己犠牲の大切さこそを小さい時から身につけてもらいたいということです。

ラグビー発祥の地である英国では、このラグビーの基本精神こそが最も紳士的なスポーツとして賞賛されラガーマンが尊敬される最大の理由となっているのです。

ところで、当クラブには小・中学生やレディースだけでなく年齢不問の社会人チーム(なんばしょっと)もあり、毎週練習に励んでいます。
スクラム組んで、思い切りタックルすればスカッとしますよ。
当クラブは“老若男女”を問わず、いつでも入部ウエルカムです。

森田洋輔(もりた・ようすけ)
オピニオン森田洋輔

プロフィール
1971年(昭和46)、島原市生まれ。スポーツが好きで小学校時代に野球をはじめ、高校から西南学院大、社会人と都合10年間第一線でレギュラーを務めた。
ポジションは攻撃の“司令塔”であるスタンドオフが定位置。
ちなみに、最初に始めた島原高校ラグビー部は県下で最も古い歴史をもつ。
現在は、県ラグビーフットボール協会理事として競技力向上に努めるかたわら、家業にも店長として率先して取組んでいる。

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